毛抜きによる脱毛についてお教えします

毛抜きでの脱毛がNGな5つの理由と注意点

自宅で脱毛、除毛を行う際、様々な方法があると思いますが、皆さんは「毛抜き」で脱毛をしていませんか?

実は毛抜きによる脱毛方法は数ある脱毛・除毛方法の中でも一番やってはいけない方法であると言われています。「ドキッ」とされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。私も以前、体のムダ毛、デリケートゾーンを含む、手の届く範囲の全ての毛を毛抜きで抜いたことがあります。1本ずつ抜いていくことはとても大変でしたし、特にデリケートゾーンの痛みは腕や脚などとは比べ物にならないレベルでした・・・。

その時の私は一度抜いた毛は生えてくることはないか、生えにくくなり、肌の下で育っている毛も後で処理すれば大丈夫だと思い込んでいて、何回か同じことを繰り返したのですが、全然毛量が減らない・・・。ただただ、痛いだけでした。今となっては苦い思い出です(笑)

私は数回チャレンジして、毛抜きによる脱毛を卒業し、脱毛サロンに通うようになりました。いろいろ調べていくうちに分かったのですが、毛抜きによる脱毛は一番のタブーのようです。今回は「なぜだめなのか」という理由と、どうしても毛抜きが必要な場合の注意点を記事にまとめました。

毛抜きでの脱毛がNGな5つの理由と注意点

毛抜きでの脱毛はNG その1 埋没毛になる

毛抜きで毛を抜いたことがある方ならわかると思いますが、毛抜きで毛を引っ張ってもスルッと抜けることはなく、肌や毛穴が引っ張られる感じがし、チクッとした痛みも伴うと思います。

皮膚は傷を負うと出血し、かさぶたを作り治します。それと同じように、毛抜きによる脱毛で肌・毛穴がダメージを負ってしまった場合、その部分を治すために毛穴に薄い膜がかかります。その膜のために肌の上に出てこれなくなった毛のことを「埋没毛(まいぼつもう)」と呼びます。

埋没毛は薄皮を通して透けて見えるため、薄皮の下で毛が丸まっていることも分かりますし、ちょっと離れて見ると毛穴が黒ずんでいたり、皮膚が黒っぽくくすんで見えます。この状態を見られるのはかなり辛いものがありますが、毛抜きや針等で無理に引っ張り出すことだけはやめましょう。その3で挙げている「色素沈着が起きる」の原因にもなります。

放置しておけば、やがて肌の上に出てくるのでそれを待つしかありません。埋没毛にしないためにも、毛抜きでの脱毛はやめましょう。

毛抜きでの脱毛はNG その2 毛嚢炎ができる

毛抜きで無理に毛を引き抜くと埋没毛になる可能性があることがわかりました。他に毛抜きでの脱毛がNGな理由はあるのでしょうか。

毛抜きで脱毛を行う際に、細菌が毛穴に入り込み、塞がった毛穴の下で「毛嚢炎(もうのうえん)」が起こってしまう可能性があります。毛嚢炎とは小さな白ニキビのようなもので、治るまでに時間がかかりますし、見た目もよくありません。

毛抜きで脱毛する場合、清潔にした状態で脱毛しないと、この毛嚢炎が起こりやすくなります。

毛抜きでの脱毛をやめることが、毛嚢炎を防ぐ一番の方法だと思いますが、場合によっては毛抜きで抜かざるを得ないこともあるかもしれません。その際は、皮膚をきれいな状態にし、毛抜きもちゃんと消毒するようにしましょう。

毛抜きでの脱毛はNG その3 色素沈着が起きる

埋没毛も毛嚢炎も厄介ですが、もっと厄介なものがあります。

毛抜きで脱毛を行って、肌や毛穴にダメージを与え続けると、皮膚が色素沈着を起こす可能性があります。色素沈着は、毛抜きで毛を抜いた時に肌や毛穴で炎症が起こり、その時の赤みなどが皮膚に残ってしまう状態のことを指します。脱毛時の色素沈着は「炎症性色素沈着」とも呼ばれるそうです。

この色素沈着ですが、通常は肌のターンオーバー(新しい角質が作られ古い角質が押し出されること)によって、古い角質が剥がれ解消されます。ただし、正常な肌のターンオーバーが行われないと、肌に残り続けることになってしまうため、規則正しい生活を送り、新陳代謝を上げるようにしましょう。

色素沈着を早く解消したいという方は、ピーリング(古い角質を取り除き、ターンオーバーを正常化する角質ケアの一種)について、皮膚科や美容外科で相談されるといいと思います。

毛抜きでの脱毛はNG その4 毛が太くなり増える

ここまでいろいろなデメリットを紹介してきましたが、最も厄介なものが「毛が太くなり、増える」というものです。

毛穴がダメージを受けると体は防衛本能で、その毛穴を守るためにより強くなろうとします。その際に、毛穴から生えてくる毛が以前より太くなったり、同じ毛穴から2本以上の毛が生えるといった現象が起こります。

ムダ毛処理のために毛抜きを使っているはずが、結果として毛を太く、増やすことに繋がってしまう・・・。これは一番悲しいことですよね。解決方法があるとすれば、「毛抜きによる脱毛は行わない!」だと思います。

では、脱毛ワックスや、脱毛テープ、電動脱毛器はいいの?というところですが、全て毛を無理に引き抜く方法なので、同じくNGと言えるでしょう。

毛抜きでの脱毛はNG その5 光・レーザー脱毛中はNG!

光脱毛、医療レーザー脱毛中の方は、特に毛抜きでの脱毛はNGです。

光脱毛の光や、医療レーザーのレーザーは黒い色素、毛根に対して効果を発揮します。毛抜きで毛を抜く、毛根を取り去るということは、光やレーザーを照射する対象がないことになってしまい、施術を受けても充分な効果が得られません。また、施術後、自然に毛が抜け始めるまで1週間から1ヶ月程度かかるため、その間に無理に抜いてしまうとそれが施術の効果かどうか分からなくなってしまいます。

光脱毛や医療レーザー脱毛は、脱毛完了まで1~3年かかります。途中で毛を無理に抜いてしまうと、この期間がさらに伸びることになりますし、余計なお金もかかってしまうかもしれません。

光、医療レーザー脱毛中は毛抜きでのムダ毛処理はやめ、電気シェーバーで毛を処理するようにしましょう。

それでも毛抜きが必要 その1 毛抜きでの脱毛はどこでも簡単

ここまで様々なデメリットを紹介してきましたが、どこでも簡単にムダ毛を処理できる毛抜きが必需品であることも確かです。

ムダ毛を処理するために別の方法として、カミソリ、電気シェーバー、除毛クリーム、光脱毛、医療レーザー脱毛等があると思いますが、どの方法も、どこでも簡単にという訳にはいきません。かといって外出先でムダ毛を発見してしまった場合、それを気にしながら1日過ごすというのは精神衛生上よくないですよね。

毛抜きは絶対にダメ!ということではなく、短期的な脱毛方法として利用し、全てのムダ毛を処理するのではなく、処理漏れを発見してしまった時の保険として使うのがいいでしょう。

デメリットが多い毛抜きでの脱毛ですが、ちゃんとメリットもありますね。

それでも毛抜きが必要 その2 毛抜き脱毛のリスクを減らそう

毛抜きでの脱毛は様々な肌トラブルを起こす可能性をはらんでいますが、その可能性を低くすることはできます。

毛抜きで脱毛を行う際は、以下のことを実践してみてください。

皮膚を柔らかくし、毛穴を開く

先程、「どこでも簡単に」と書きましたが、皮膚が汚れている状態での脱毛は毛嚢炎を引き起こす可能性が高まるため、おすすめできません。

毛抜きでの脱毛を行いたい場合は、入浴後等の、肌が一番清潔な時に行うようにしましょう。また、温まることによって皮膚が柔らかく、毛穴が開き、毛を抜きやすい状態になります。

脱毛部位を清潔にし、蒸しタオル等で皮膚を柔らかくし、毛穴を開いて行うといった方法も有効です。

毛並みに沿って抜く

毛抜きで脱毛を行う場合は、毛の生えている方向に抜きましょう。

毛抜きでの脱毛はどうしても肌や毛穴にダメージを与えてしまいますが、毛の生えている方向に逆らわず抜くことで、ダメージを最小限に抑えることができます。

「毛並みに沿って抜く」を実践するのは簡単だと思うので、もし、毛抜きで抜かないといけない状況になってしまった場合、思い出していただければと思います。

無理に抜かない

毛抜きで脱毛を行う場合は充分に伸びて、ちゃんと引っ張れる毛のみを抜くようにしましょう。

まだ、皮膚の上に出て間もない短い毛を、毛抜きを押し当てて無理に抜くと、それだけで肌にダメージを与え傷になってしまい、毛嚢炎や色素沈着の原因となってしまう場合があります。

毛抜きでどうしても脱毛しないといけない場合は、「無理に抜かない!」を徹底しましょう。

アフターケアが重要

毛抜きで脱毛を行った後は、脱毛部位を消毒した後によく冷やし、炎症や痛みを抑えましょう。

消毒をきちんと行うことで、毛嚢炎が起こりにくくなりますし、冷やすことで色素沈着が起こりにくくなります。また、脱毛後は普段以上の保湿を行うようにしてください。肌の保湿を怠ると肌は乾燥し、正常なターンオーバーが行われず、古い角質が残ってしまいます。

毛抜きで脱毛を行った際は、特にアフターケアに気を配りましょう。

「皮膚を柔らかくし、毛穴を開く」から「アフターケアが重要」までを正しく行っても炎症は起こりますし、数日はおさまりません。毛抜きによる脱毛後、2~3日は脱毛部位を清潔に保ち、普段以上の保湿ケアを行いましょう。