女性の場合、ワキ毛が生えていて何もいいことがないですよね。

とくに夏場は毎日のように自己処理をしないと、ノースリーブを着るのも、電車の中でつり革を掴むのも怖いものです。

しかし脇に毛が生えるのも実はちゃんとした理由があるのです。

まずムダ毛の役割としてあげられるのは、外部の刺激から皮膚を保護する機能があるからです。

ワキ毛だとわかりにくいかもしれませんが、まつ毛や鼻毛、眉毛などがなかった場合のことを考えてみるとわかりやすいかと思います。

まつ毛やまゆ毛は目に異物やゴミが入らないように生えているのです。

鼻毛は空気の中のゴミや細菌を吸い込まないように生えているのです。

脇にはリンパ節や神経が集まっていますので、それらの大事な組織を守るためにワキ毛は生えています。

また皮膚を動かしたときに、摩擦を防ぐという意味でも毛が生えているのです。

そして次に大切な役割として汗を発散させるということになります。

脇にはアポクリン腺と呼ばれる汗腺があります。

異性をひきつけるようなフェロモンを出す役割もあり、それを拡散させるためにもワキ毛は生えています。

体毛には体温を維持して体を保温してくれる役割もあります。

毛は感覚器官としても機能ももっています。

髪の毛じたいには神経などは通っていませんが、髪の毛を触られるとなんとなくわかると思います。

それが触覚としても機能というわけです。

ワキ毛を脱毛する場合、自分で処理をする自己処理と、サロンなどで処理してもらう方法があります。

自己処理の場合は毛抜きで抜いたり、家庭用の機械で抜いたり、ワックスやムースなどを使用したりする方法がありますが、いずれもすぐに生えてきてしまいます。

ムダ毛が生えているのには理由があるからすぐに生えようとするのです。

また細菌などが毛穴から入ってしまうこともあるので注意が必要です。

サロンなどで処理してもらう場合、エステサロンの場合は光脱毛などを行います。

これも永久脱毛ではないので時間が経つとまた生えてきてしまいます。

クリニックなどで行う医療レーザーを使用すると、なかなか生えてこなくなります。

脇を永久脱毛した場合、ワキ汗が多くなると感じる人がいます。

それまであまりワキ汗をかかなかったのに、急にたくさんかくようになったと感じる人もいます。

これは出る量が増えているのではなく、今まではムダ毛がからめとってくれていた汗が、肌にダイレクトに感じるようになったため、増えていると感じてしまっていることがほとんどです。

脱毛をしたから汗が増えるというわけではなく、脇を守っていたクッションの役割もしていたムダ毛がなくなることで、感じやすくなってしまうのです。

またムダ毛がなくなることで色素沈着をしてしまう可能性もあります。

色素沈着してしまう原因は紫外線だけではなく、衣服との摩擦でも起こりえます。

今まではムダ毛が摩擦から守っていてくれたけれど、なくなったことで守るものがなくなってしまったからです。

また自己処理を繰り返して行っていると皮膚にダメージが蓄積していく可能性もあるので注意が必要です。

ダメージから肌を守ろうとしてメラニンがどんどん生成されてしまい、色素沈着がすすんで黒ずんでしまうことがあるのです。

自己処理をする場合はカミソリを使用するよりかは、電気シェーバーなどを使用して肌を傷つけないように気をつけましょう。

またまれに乾燥肌になってしまう人もいます。

皮脂腺から出る皮脂が皮膚全体にいきわたりにくくなるので、ワキがかさついてしまいます。

乾燥肌になってしまうと肌のバリア機能を回復させようとして、余分な皮脂が出てべたついてしまうこともあります。

皮脂が増えるとにおいの心配だけではなく、雑菌の繁殖も増えるので乾燥したと感じたら保湿をすることが大切です。

毛抜きなどで無理やりに毛を引き抜くと肌に負担がかかるので、ワキの黒ずみの原因となってしまいます。

本来ムダ毛は必要なものなので、抜いてもまた生えてきます。

しっかり抜け切れなかったときは、途中で毛が切れてしまうこともあります。

毛が皮膚の中に入り込んでしまうと埋没毛を作りやすくしてしまいます。

埋没毛はプツプツと黒い点のように見えるため、毛を処理したのに肌が黒ずんで見えてしまうのです。

埋没毛を無理に抜こうとすると皮膚を傷つけてしまうので、毛穴に雑菌が入る原因になってしまいます。

肌が清潔に保ち、あまり頻繁に自己処理しないようにしましょう。

肌には常在菌という菌がいて、善玉菌と悪玉菌の両方が存在しています。

黄色ブドウ球菌などの肌の炎症のもとになる菌が増えると白いニキビのような状態になり、この状態を毛?炎といいます。

肌が傷ついていて清潔な状態ではないと毛包部に悪玉菌が増殖し、赤くなったり膿がたまったりします。

ワキは湿った状態が続きやすい部位なので、清潔に保ってしっかりと保湿をしておく必要があることを注意しましょう。