脱毛とやけどについてお教えします

脱毛でやけどをした場合の治療法と予防法

近年、脱毛サロンの価格競争により、光脱毛を受けるハードルが下がったり、美容外科・クリニックも「サロン並の料金で脱毛ができる」を売りにしているところもあります。脱毛サロンや美容外科・クリニックで脱毛をする方は、年々増えています。

また、家庭用脱毛器も性能が良く、確かな脱毛効果が得られるものが発売されており、人気を集め、使われる方も増えています。

女性の美意識の高まりや、脱毛についてのハードルが下がったことで、今、「脱毛」が熱いキーワードとなっています。

脱毛をする方が増えるのはいいことだと思いますが、脱毛サロン、美容外科・クリニック、自宅脱毛をする際に「やけど」のトラブルに巻き込まれる方もいらっしゃるそうです。
今回は脱毛時のやけどについて、その治療法や予防法をお話しさせていただきたいと思います。

脱毛でやけどをした場合の治療法と予防法

脱毛とやけど その1 やけどについて

まず、脱毛時のやけどについてですが、その話に移る前に、通常のやけどと、脱毛時のやけどについての違いをまとめたいと思います。

一般的なやけどについて

やけどとは医療の専門用語で、熱による肌や粘膜の損傷を指す言葉です。

恐らく、日常生活を送っている中でも「唐揚げが熱くてやけどした!」等、気軽に使われている、身近な言葉かもしれません。

やけどはその深さや面積で症状の重症度や治療方法が決まります。

軽度なものは、赤みや腫れが出てヒリヒリとした痛みを感じる程度で、数日で治まります。症状が重い場合は、水ぶくれや腫れが出て治るまでに数週間程度かかることもあります。

やけどが厄介なのは、治った後に傷跡が残ってしまうこと、その傷跡を取り除き、キレイな肌に戻すことが難しいところだと思います。

やけどを起こしてしまった場合、適切な処置をとったかどうかによって、その後の肌の状態が大きく変わってきます。傷跡を残さないためにも、やけどを甘く見ず、軽そうに見えても見た目で判断しないようにしましょう。ちょっとでもおかしいと思ったらすぐに皮膚科で診てもらいましょう。少しの手間を惜しんだばかりに・・・、といったことがないように、やけどを甘くみないようにしましょう。

脱毛によるやけどについて

現在、主流になっている脱毛法に「光脱毛」と「レーザー脱毛」があります。

これらの脱毛法は光の種類は違いますが、光やレーザーのエネルギーで、毛根に熱によるダメージを与えて脱毛するという点では同じです。脱毛に使われる光やレーザーは黒い色素に反応し、効果を発揮します。これを毛根に対して照射することで熱でダメージを与えたり、破壊して脱毛を行います。

通常は、光脱毛やレーザー脱毛でやけどを起こすことは、ほぼありませんが、毛根が熱を持ち過ぎ、それがやけどに繋がることがあります。また、ムダ毛を剃らずに脱毛を行った場合、そのムダ毛に対しても光やレーザーが反応し、やけどを起こしてしまう可能性があります。そういったことが起こらないように、サロン、美容外科・クリニックではシェービングを忘れた場合は、その部位を避けて照射を行ったり、施術自体を断られることもあります。

脱毛時にやけどを起こす原因として考えられるのが、「日焼け肌」への光・レーザーの照射です。日焼けした肌には、肌を黒くする原因であるメラニンが多く存在します。このメラニンが多く存在する肌に光、レーザーを照射すると、メラニンが熱を持ち、赤み、腫れ、肌がヒリヒリする等のやけどの症状がでます。

また、色素沈着を起こしている部分や、極度の乾燥肌に対して、強いレーザーを照射する場合もやけどの危険性が増します。

水分と油分のバランスが取れ、潤った健康な肌であれば、本来の肌のバリア機能により、外部からの刺激から肌を守ることができます。しかし、極度に肌が乾燥し、敏感になっていると、熱を皮膚内にとどめてしまい、やけどのリスクが高くなります。

脱毛とやけど その2 脱毛時の「やけど」判別法

脱毛サロン、美容外科・クリニックで脱毛をした後に、痛みを感じたとしてもそれが通常のことなのか、やけどを起こしてしまっているのか、自分で判断するのは難しいと思います。

下記に肌の状態とやけどかどうかの目安をまとめます。

肌の状態 やけどかどうかの目安
日焼けを起こした時のような赤みがある
  • ヒリヒリとした痛みが2~3日続く場合は軽度なやけどを起こしている可能性が高い
みみず腫れを起こしている
  • 脱毛後に腫れ始め、かゆみを伴う場合は軽度のやけどの可能性がある
  • 光に対してアレルギーを持っている人はやけどではなく、アレルギー反応で腫れた可能性もある
水ぶくれを起こしている
  • 脱毛後に水ぶくれができ、痛みを伴う場合は、中度のやけどの可能性が高い

上に挙げた症状が見られた場合、やけどの可能性があるため、すぐに皮膚科等で診てもらうようにしましょう。

自分で判断できない場合は、まず施術を受けた脱毛サロンや美容外科・クリニックに相談しましょう。

光やレーザーを照射した際に「熱い」と感じたり、やけどを起こしたりすることがなくても、毛穴に残った熱が肌に浸透していき、やけどになることもあります。

処理後ももちろん気をつけないといけませんが、時間が経ってもやけどに発展する可能性がある、ということに注意していただければと思います。

脱毛とやけど その3 脱毛によるやけどの対処法

では、やけどを起こしてしまった場合はどのように対処すればいいのでしょうか。ここでは間違った対処法と正しい対処法についてまとめたいと思います。

間違った対処法

何もしない・放置する

脱毛によるやけどの特徴ですが、脱毛直後にヒリヒリしたり赤みが出ても、それがやけどなのかどうか分かりにくい点が挙げられます。光やレーザーを照射した直後の肌であれば、通常は多少の熱を持ちます。そのため、直後は脱毛部位を、冷たい水で濡らしたタオル等でしっかりと冷やす必要があります。

しっかりと冷やしても、赤みが引かなかったり、時間の経過とともに、徐々に赤みや痛みが出てくることもあります。

光やレーザーの施術後は肌の状態にいつも以上に気を配るようにし、「この程度なら大丈夫だろう」という判断をせずに、すぐに皮膚科等で診てもらうようにしましょう。

やけどの症状ですが、表面の赤みや痛みがひどくなくても、毛穴付近ではやけどがひどくなっている場合もあります。

自己判断する

「痛くないし、赤みも大したことないから大丈夫だろう」といった自己判断は危険で、治療の開始を遅らせることになります。治療の開始が遅れれば、症状は進行し、悪化する可能性がありますし、治るまでの期間が長くなる可能性もあります。また、やけどの傷跡は残りやすくなり、その傷跡はなかなか消えないため、後々後悔することにも繋がります。

市販のやけど用の薬もありますが、それだけでは不十分です。皮膚科等の医療機関に事情を説明してしっかりと診てもらうようにしましょう。

水ぶくれを潰す

水ぶくれを潰すことは絶対にNGです。水ぶくれができているということは、肌の表皮のさらに底にある真皮にまでやけどが進行しているということを意味します。

水ぶくれ内にはリンパ液等が含まれており、やけど部分を保護しています。そのため、潰さずにそのままにしておく方が、治りが早くなります。もし、水ぶくれを破いてしまうと、細菌に感染しやすくなるため、治りも悪くなります。

正しい対処法

やけどになってしまった疑いがある場合は、まず適切な方法で応急処置をしましょう。その後、皮膚科等の医療機関で診てもらうようにしてください。

適切な方法で冷やすこと

やけどを冷やす適切な方法は、流水で冷やすことです。冷やすことでやけどの進行を遅らせることができますし、痛みもかなりましになります。

注意点
  • 流水で冷やす際は、やけど部位に勢いよく、直接かけないようにする
  • 流水で冷やすことが難しい場合は、洗面器等に水を張って冷やす
  • 15~30分程度、火照りが落ち着くまで冷やすこと
  • 氷や保冷剤を直接当てると凍傷になる可能性もあるため、タオル等でくるむこと

やけどを冷やした後は、しばらく様子を見守り、異常がないか気を配るようにしましょう。もし、不安があったり、時間が経過しても改善しない場合は、できるだけ早く医療機関で診てもらうようにしましょう。

脱毛とやけど その4 やけどの治療法

やけどの治療法と完治までの目安

先程も書かせていただきましたが、やけどの可能性がある場合は、まずは冷やすことが大切です。この応急処置を正しく行うかどうかで、その後のやけどの治りや、傷跡が残るかどうかに影響が出ます。

肌には新陳代謝の機能が備わっているため、やけどは基本的には自己治癒力で治ります。しかし、やけどの深さや広さで、治るまでの期間も変わってきますし、その後、傷跡がキレイに消えるかどうかにも影響を及ぼします。治るまでの期間を短くし、傷跡をキレイに消すためにも、やけどが起こってしまった場合は直ちに応急処置をしましょう。その後、すぐに皮膚科等の医療機関で診てもらい、治療を受けましょう。

やけど専用の薬があるわけではなく、やけどの深さや肌表面の状態で治療方法が決まります。やけどが表皮のみでとどまっていれば、やけど跡も残りにくく、炎症を悪化させなければそのまま自然治癒します。

水ぶくれができてしまった場合ですが、水ぶくれが破れてしまうと傷が残ります。傷が浅ければ、皮膚科等で治療を受ければ1~2週間で直ります。

それよりも深くまで傷が達したものになると、適切な治療を受けても、治るまで1~2ヶ月以上かかり傷跡が残る可能性も高くなります。

下の表に、やけどの程度と治療法についてまとめます。

やけどの程度 治療法
軽度のやけど 表皮のみの損傷のため、炎症を抑える軟膏を使用する。
中度のやけど 浅い部分のみ 表皮、真皮までやけどが達しており、水ぶくれが起こっている状態。感染予防用の軟膏を使用。
患部の潤いを保ち、乾燥させないことが重要。
深い部分にも到達

やけどによる傷跡のケア

症状にもよりますが、やけどで最も怖いのは傷跡が残ってしまうことかもしれません。治るのに時間がかかるやけどは、やけど跡も残りやすいと言われています。治療後はやけどの跡が残らないように適切なケアを行い対策をしましょう。実際にどのようなケアを行えばいいか下記にまとめます。

やけどの傷跡についてですが、色素沈着を起こしてしまうケースと、傷跡が完治した後に、皮膚が盛り上がる症状やただれてしまう「ケロイド」があります。

色素沈着を防ぐための治療法
紫外線を避ける

やけどの傷跡に紫外線が当たると色素沈着を起こしやすく、傷跡が色濃くなってしまう場合があります。紫外線を浴びなくて済むような服装をすることで対策を行いましょう。足のすねや腕をやけどした場合は特に紫外線を浴びやすいので注意が必要です。

ビタミンCの摂取

ビタミンCには、メラニンの生成を抑制する効果があります。食事やサプリメントで積極的に摂取するようにしましょう。また、ビタミンC誘導体などの美白成分を配合した化粧品を使ったケアもオススメです。

皮膚のただれを防ぐために

皮膚が厚くなる症状は傷跡の範囲を超えて起こることはありません。その特定の部位だけ盛り上がり硬くなります。

一方、皮膚のただれ(ケロイド)は傷の範囲を超えて、正常な皮膚にまで広がるという厄介な特徴があります。

脱毛によるやけどで上に挙げた二つの症状が出る可能性はかなり低いですが、以下の状況の場合には皮膚が厚くなる症状が起こる可能性があります。

  • 水ぶくれができてしまう
  • 浅いやけどでも細菌感染を起こす
  • 傷口で再生した皮膚が何度も剥がれてしまう

ケロイドになってしまった場合は、治療のために専門の医療機関に行く必要があります。

医師と相談し、薬物療法、圧迫療法、レーザー治療等、様々な方法から最適な治療方法を選択することになります。

脱毛とやけど その5 やけどの予防や対処

ここでは、脱毛サロンや美容外科・クリニックで脱毛を行うケースと、家庭用脱毛器で自己脱毛をするケースに分けて、やけどの予防法について書きたいと思います。

脱毛サロン、医療機関、自宅脱毛共通の予防法

脱毛サロン、美容外科・クリニック、自宅脱毛のどの方法を選択するにも、共通して気をつけたいのは、日焼け後の肌で光やレーザーの照射を受けないことと、テスト照射を必ず行うことです。

日焼け後の肌には照射しないこと

脱毛時に照射する光やレーザーは、メラニン色素(黒い色素)に反応し、熱を発します。日焼けによって活性化された肌でメラニン色素が反応するのを避けるために、日焼け後の肌には光やレーザーを照射しないようにしてください。

テスト照射をする

すぐに効果を出したい、早く脱毛を完了させたいという気持ちは理解できますが、脱毛サロンや美容外科・クリニックではパッチテストを受けるようにしましょう。また、自宅脱毛を行う際も、狭い範囲にテスト照射し、やけど等の異常が起こらないか様子を見ましょう。テスト照射から1週間程度経過しても異常が現れなければ、本格的な脱毛を開始しても大丈夫だと思います。万が一、体質に合わなかった場合もテスト照射を行うことでダメージを最小限に抑えることができます。

美容外科・クリニックでの予防法

美容外科・クリニックでは、医療レーザー脱毛機を使った施術が行われます。脱毛機も様々な機種がありますが、医療レーザー脱毛機はいずれもハイパワーの光エネルギーを照射し、高い脱毛効果を得られると人気を集めています。

医療レーザー脱毛を選択する際は、その医療機関が十分な知識や技術があり、効果やリスクを熟知し、それを脱毛を受けられる方に詳しく説明してくれるところを選択するべきです。ネットで口コミ等を見ればすぐに分かると思いますので、美容外科・クリニックを決める前によく調べるようにしましょう。

また、治療環境が整っていて、治療後のアフターケアについてもきちんとしてくれる医療機関を選択しましょう。カウンセリングや施術時に詳しい説明をしてくれるかどうかも重要です。医療機関だから安全だと油断せずに、症例数や脱毛に力を入れていて、深い知識を持っている医療機関を選択するようにしましょう。

以下におすすめのクリニックを紹介させていただきます。

アリシアクリニック

関東圏に12院開院している、女性の脱毛専門クリニックです。自宅でのお手入れに必要なスペシャルケアもセットになっているため、ホームケアも安心して行うことができます。

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脱毛サロンでの予防法

脱毛サロンやエステでは業界の基準に沿って、光のタイプや出力など肌の安全性を最大限に考慮して開発された、光脱毛機器を使って脱毛を行います。

脱毛効果については医療レーザー脱毛に劣りますが、安全性については出力が弱い分、こちらの方が高いといえます。

脱毛サロン・エステを選ぶ際には、公式サイトや口コミを調べ、安全規定を設け尊守しているところ、衛生管理が行き届いているところを選ぶようにしましょう。また、医療提携を結んでいるサロンでは、万が一トラブルが起きた際、病院への付き添い、医療費の負担を行ってくれるところもあります。そういった部分も脱毛サロンの選択基準に含めるといいかと思います。

医療提携をしていたり、専門医のサポート体制が整っている脱毛サロンを選べば、トラブルが発生した場合でも脱毛に関して知識の深い医師の診察を受けられるため、より適切な治療を受けることができます。

以下におすすめのサロンを挙げさせていただきます。

キレイモ

キレイモのドクターサポートは治療費等は全てキレイモが負担し、医療機関で診てもらう際も、キレイモのスタッフが同行してくれます。

>> キレイモについてはこちらからどうぞ!

家庭用脱毛器での予防法

最近は性能のいい家庭用脱毛器が販売されており、家庭用脱毛器による脱毛も選択肢の一つとして注目を集めています。

家庭で使えるように光やレーザーの出力は低く設定されています。

ですが、誤った使い方をすればトラブルに発展する可能性は十分にあります。使用する際は説明書をよく読み、指示に従うことが必須条件です。

日焼け後に使用しないことは、どの脱毛方法でも同じですが、色素が黒い部分への照射や、シミやほくろ部分の照射もトラブルの元です。肌が乾燥している、荒れている状態での使用もトラブルの元なので、肌の状態が良くなるまで使わないようにしましょう。

処理時には指定されたジェル等を正しく使うようにし、使用後はアフターケアをしっかり行って、肌トラブルが起きないように気をつけましょう。

家庭用脱毛器については、口コミやレビュー等を参考に、効果がありトラブルが起きていないものを選びましょう。当サイトの一押しはケノンです。

ケノン

公式サイトが若干激しいので、大丈夫かな・・・、と思われるかもしれませんがAmazonのレビューも500件以上、星4とかなりの人気商品であることがわかると思います。家庭用電化製品にしては高価ですが、脱毛サロンや美容外科・クリニックに行く金銭的余裕、時間的余裕がない方にオススメです。気軽にスキマ時間に脱毛できるのは嬉しいですね。

>> ケノンの公式サイトはこちらからどうぞ!

脱毛とやけど その6 やけどについてさらに詳しく

脱毛によるやけどの原因

脱毛によるやけどは、脱毛機器の使用方法を誤った場合に生じます。黒い色素に反応する光やレーザーを照射することによって、熱で毛根にダメージを与えたり、破壊することで脱毛を行います。この時の熱でやけどを引き起こすことがあります。そのため、脱毛を行う際は以下のことに十分注意する必要があります。

やけどの原因としては、次の4つが挙げられます。

  • 日焼け肌への照射
  • 色素の濃い部分への必要以上に強い出力での照射
  • 乾燥肌への照射
  • ほくろ、シミ部分への照射

脱毛によるやけどの対処法、治療法、予防法

対処法

すぐに冷水で患部を冷やす応急処置を行ってください。その後は、自己判断をせずに、すぐに皮膚科等で診てもらうようにしましょう。

治療法

医療機関でやけどの程度により適切な治療を受けましょう。傷跡が残らないように「冷やすこと」、「清潔にすること」、「潤いを与えること」が重要です。

予防法

日焼け後の脱毛は避けましょう。また、テスト照射を行うようにしましょう。自分が受ける・行う脱毛法のやけどのリスクについて知っておくことも大切です。

以上が、脱毛時のやけどについてのお話です。

脱毛でのやけどは、めったに起こらないことですが、万が一、発生してしまった場合は、応急処置が遅れると傷跡になって残ってしまう場合もあります。もし、何らかの異常や「やけどかもしれない」と思うことがあったら、応急処置をしつつ、すぐに脱毛サロンや美容外科・クリニックに連絡しましょう。必要性が少しでもあれば、医療機関で診てもらうようにしましょう。また、やけどにならないようにご紹介した予防法を実践することも大切です。